みなさん、こんにちは。
東京都府中市を拠点に、東京・埼玉・神奈川で管工事を行っている、斎藤設備工業です。
弊社が携わっている給水・空調設備は、内装やインテリアと違いみなさんが普段目にすることはありません。しかし、毎日を快適に過ごすためには欠かせない設備なのです。
今回は、給水・空調設備工事の仕事内容と将来性について、詳しくご紹介します。
■暮らしを支える給水・空調設備工事
住宅からビル・工場まで、人が過ごす建物には給水・空調設備が必要です。設備の設計・施工だけでなく、工事後には定期的なメンテナンスも行っています。
・給水設備工事
水は、生活の中のさまざまな場所で使われています。給水設備には、給水・給湯やトイレ、水栓、ポンプ、タンクなどの水回りの衛生設備があり、工事ではこれらの設置や交換を行います。その他にも、給水管、排水管、排水桝(はいすいます)、雨水桝(うすいます)などの施工をしています。
生活に必要な水を扱う設備なので、水のトラブルに繋がらないよう計算し、給排水管のルートや勾配などを設計します。メンテナンスでは水漏れ・ポンプの異音などの異常を確認し、トラブルが起きる前に対策をしていきます。
・空調設備工事
温度や湿度、空気の流れや空気清浄に関する設備の工事を行います。例えば、冷暖房、エアコン、換気扇の設置や交換等です。お店や工場用の空調設備工事では、業務用エアコン、ファン、冷媒配管、ダクト配管などの設計・施工から管理までに関して、一貫して対応することもあります。
また近年では、花粉やPM2.5などの化学物質に対応するための空気清浄や、省エネを考慮した改修工事などの必要性も高まっています。空調設備工事は、人が快適に暮らす環境を作るためには欠かせない仕事なのです。
■給水・空調設備工事の将来性
人が行き来する建物には、必ず給水・空調設備があります。また、大きな施設の場合は定期的なメンテナンスが欠かせません。そのため、建設業界の中でも空調設備業界は、安定的に需要があると言われています。
さらに、異常気象や大気汚染などの影響により、空調設備の必要性が増しています。今までは導入されていなかった学校などの公共施設についても、設置の動きが強まっています。長い目で見ても、その需要が保証された業界なのです。
■AIで建築業界が変わる!?
2015年に野村総合研究所が「AI(人工知能)にとって代わられる職業」を発表しましたが、その後、建設業界にもAIの影響はあったのでしょうか?
AIの開発は建設業界でも進んでおり、ドローンでの計測や建物管理、無人施工ロボットの開発などがすでに行われています。その他にも、導線や使い勝手をシミュレーションしたり、完成図を3Dでクライアントと共有したりと、建設の現場ですでに実用化されているものもあります。
当初、不安視された「人間の仕事がAIに奪われる」というデメリットよりも、AIによって作業現場が快適になっていくメリットの方が大きいようです。今後、きつい・汚い・危険の3Kのイメージを、AIが変えてくれるかもしれません。業務の効率化やコスト削減で作業時間を減らし、残業の減少や休日の増加に繋がることも期待されています。
■AIに代わることができない人材
生活になくてはならない水や空気を扱う給水・空調設備工事は、これからも発展を続けていくでしょう。さらに、AIによって職場環境も日々改善されています。一見、不安な点はないように見えますが、深刻な課題は人材不足です。
仕事が増えている反面、高齢化などによって仕事のできる職人の数は減っています。AIの技術が進歩しても、想像力を持ってお客さまの希望に合わせた提案や配慮ができるようになるには、まだまだ時間がかかるでしょう。
給水・空調設備業界では、職人としての技を磨き、使う人の暮らしを思いやりながら施工するなど、AIに代わることのできない人材が求められているのです。当社では、技術や資格を身につければキャリアップも見込め、将来性のある給水・空調設備工事の業界で安定して仕事をしていくことができます。当社での勤務にご興味を持たれた方は、お気軽にご相談ください。